在来線の遅延で新幹線に乗り遅れた場合の返金方法

少し前の話になってしまうが、年末年始に実家のある福島に帰省する為に、往復の新幹線指定席券を購入した。

しかし、まさかの在来線遅延で乗り継ぎが間に合わず、予約していた新幹線に乗ることが出来なかった。

こういう場合、お金はいくら戻ってくるのか？またその返金方法は？

色々と疑問が出たので、まとめてみた（願わくばもうそういう事態には陥りたくないのだが）。

熾烈な指定席券購入競争

年末年始、ゴールデンウィーク、夏季休暇。

こういう長期休暇には新幹線で実家に帰省したり、旅行に出かける人も多いだろう。

ただこの時期の新幹線は帰省ラッシュで、指定席がなかなか取りにくい。

僕が帰省で利用するＪＲ東日本の場合、新幹線の指定席は乗車日の約１か月前に販売が始まるが、ほとんどの時間帯はすぐに売り切れてしまう。

毎回、この時期の指定席券購入は熾烈な争いが繰り広げられるが、今回は何とか無事購入することが出来た。

まさかの強風による在来線遅延

年末年始を実家でゆっくり過ごし、新幹線に乗り換える郡山駅に、新幹線の発車時刻20分前には着くように在来線に乗った（元々1時間に1本くらいしか電車がない）。

ところがここでまさかの事態が発生。。電車が徐行運転を始めたのだ。

車内アナウンスによると一部区間で強風が吹いていて、徐行運転しなければならないという事。

このアナウンスを聞いた時点で嫌な予感はしたが、案の定電車は遅々として進まず、結局新幹線の発車時刻には間に合わなかった。

指定席料金は返金されるのか？

ただ今回の場合は自分たちには非がなく（もっと余裕を持っていけよというツッコミは置いておいて）、あくまでＪＲが徐行運転した為、予定していた新幹線に乗れなかった。

これは何らかの救済措置があって然るべきだろうと思い窓口の駅員さんに確認したところ、次のような返答が返ってきた。

そういって切符に押されたのがこちらのハンコだ。

うっすらと、「事故列変自に変更」と書いてある。

事故等で自由席に変更という意味らしい。

しかし、自由席と指定席の差額が返金されるのではなく、特急料金の半額が戻ってくるという事は驚いた。

色々調べてみると、２時間以上の遅延だと特急券は全額戻ってくるとか、様々なルールがあるようだ。

奇跡的に自由席に座ることが出来た

駅員さんからその回答を聞いた時は、お金が戻ってくるのは有難いが、正直言って劇混みが予想される自由席で１時間以上立って東京駅までいくことを考えると憂鬱で仕方なかった。

実際僕の前に窓口に並んでいた、同じ状況であろう家族連れのお父さんは駅員さんに悪態を付いていた。

気持ちはすごく分かる。

自由席でしんどい思いをするのが嫌で、一か月前に何とか手に入れた指定席をある意味理不尽に奪われたようなものだから…

ところが駅のホームに入ってきた新幹線の座席を見て驚いた。

 

意外と席空いてる(/・ω・)/

 

午前10時台という比較的早い時間だったせいか、予想外に自由席が空いていて何とかギリギリ座ることが出来た。

在来線の徐行運転以降、焦りと苛立ちで疲れていた心が自由席に座ることで、ようやく落ち着きを取り戻した。

返金方法

東京駅に着いたので、返金方法について駅員さんに確認した。

返金のポイントをまとめると・・・

• 返金は新幹線の降車駅ではなく、最終的に降りるＪＲ（在来線）の駅でしてもらう。

• 最終的に降りる駅が無人駅等で返金対応が難しい場合は、新幹線の降車駅で一旦完全に改札（在来線の改札も）を出てみどりの窓口等で返金してもらう。

今回僕たちが最終的に降りるJRの駅は無人駅だったので、乗り継ぎの東京駅で返金対応をしてもらうことにした。

みどりの窓口でようやく返金

ようやく目的地であるJR東日本の「みどりの窓口」にたどり着いた。

徐行運転から始まったこの一連の騒動もようやくクライマックス。

これまで何人もの駅員さんに話してきた内容を、再度窓口の担当者に説明して特急料金の半額を返金してもらった。

4,400円の半額の2,200円。奥さんの分も含めて4,400円が手元に入ってきた。

まとめ

今回は、在来線の遅延で新幹線指定席に乗れない場合の返金方法についてまとめた。

返金出来ることが分かったことは勉強になったが、一番の教訓はもっと余裕を持って家を出ること。

駅でゆっくりお茶でも飲むくらいがちょうどいい。